煌々し世界にて
ーそんな君の・・・煌きー


真っ暗闇のそこに沈んだ夜空
君にも似たその輝きに
手を伸ばしたけれど
届くことはなかった
ゆらめいた湖沼のほとり
青嵐の吹く輝きーゆらめき・・・
どんなに手を伸ばしても
手の届かない そんな君の
  −煌き・・・
郵便ポストに桜の花びらが一枚
春の便り
ツバメが届けた
ささいなことで知る春の訪れー
そんな季節の
ーきらめき・・・



燃えている空に流れてきた
霧と風
ミルクのように しろいもやとなりうすれ
夕焼け空を引きだてた

海風と陸風はぶつかり
夕凪となる
そんな地球の
ーきらめき・・・


凍った空に燃えていた
揺光・大火・昴・角
古代神々の落としていった
しずくの輝き
白銀・赤・青の鮮やかな星々
赤黒い闇色の月
凍った空に燃えていた
白く光る冷たい息もすべての輝き
煌きー
凍った空で燃えている
そんな君の・・・
ーきらめき・・・


青空よりきこえました
そんな私の・・・
煌き
キラメキ・・・

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