あなたが声をかけてきたホントの理由
あたしは知っているのよ
「きれいな髪だね」
それは上辺だけで本音はこうなの
「そのきれいな髪を乱して犯したい」
わかっているの
わかっているのよ
もちろんあなたが今までのヒトと一緒だったらだけれど

あたしがあなたに応じたホントの理由
あなたは知らないのよ
「ありがとう」
それは上辺だけで本音はこうなの
「上辺だけのあなたなんて死んでしまえばいい」
知らないでしょ?
知らないでしょう?
もちろんあなたが今までのヒトと一緒だったらだけれど

信じているヒトの 愛しているヒトの
言葉はとても優しいゆりかごのようなのに
突然鋭い刃に変わってしまうの
あたたかなゆりかごでゆらりゆらり
いつまでも赤子でいられればいいのに…

あなたが今までのヒトと一緒でなければいいのに
そうすればあたしはいつまでも
あたたかなゆりかごでゆらりゆらり
いつまでも赤子のように
いつまでもあなたの優しい言葉の羽根に埋もれて
たとえばそれが突然鋭い刃に変わったとしても
あたしを成長させるための武器になって
いつかまた優しい言葉の羽根で眠るの
あなたが今までのヒトと一緒でなければいいのに
そうすればあたしはいつまでも
あたたかなゆりかごでゆらりゆらり
いつまでも赤子のままで…

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