僕は泣いていたのに
君は気がつかなかった
僕はこんなにも悲しくてつぶれてしまいそうなのに
君はどうしてまだ僕よりも他の誰かのところへでかけるんだろう

「ごめんね…」
そんな言葉 一体何度言うつもり?
君は僕に情事を知られるたび
泣いてあやまって
抱きついて甘えてくるから
僕は君の唇をふさいで
許してしまうんだ

お願いだから
もう少し僕のこと気に留めて
僕は泣いているから
君のその腕で僕に優しさをちょうだい

「ごめんね…」
そんな言葉要らないよ
「もうアナタだけ…」
そうつぶやいてくれればいいのに

お願いだから
僕の涙に気づいてよ
お願いだから
僕のことだけ考えていて
お願いだから
お願いだから
もうアナタだけ…だとそうつぶやいて
僕の腕でだけ朝を迎えて

そんな僕の願いが
君の瞳にとても醜い欲望に映ったとしても
それでも…
僕の腕の中でだけ君は眠っていて

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