くずれてしまう
自分がー
僕の消滅
不確かな愛情に奪われて
壊れてしまう
何も委ねられない
そこにあるものは孤独からの逃避だけだから
捧げる花束(ブーケ)もない
交わす言葉さえ曖昧で
傷つけ合うナイフだけは手放せない
優しい言葉は棘のように胸に突き刺さり
失くすものだって本当はもうない
必要なものは"自分という存在を認める自分"だけ
君を失った僕の未来が想像つくかい?
きっとまた以前の生活に戻るだけ
だけどこのまま君と過ごしていると
それが当たり前になって
ままごと遊びのこの部屋からでることのできなくなる
ままごと遊びをやめられない子どものように
もう二度と君から離れられなくなる
それでも僕は自分を認める自信がない
だから
くずれる
僕の奥深くのものが
今守らないと
君に捧げる最後の言葉は
ありがとう だけで
さよならは上手に言えなくて
この身勝手な僕の事
許してくれなくていい
ただ何も言わず
僕を僕の場所に黙って帰させてくれ
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